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2014年12月大阪・なにわ橋にオープンした中華料理店「月泉（げっせん）」さん。
大阪・西大橋にある「酒中花 空心（くうしん）」さんのシェフが独立してオープンしたお店で、オープンからたちまち予約の取れない人気店に。
いまや大阪を誇る中華料理の名店。予約は難しいですがぜひ一度は行ってみてほしいです。
お店はなにわ橋駅、北浜駅から徒歩約5分。
ちょっとわかりにくくて隠れ家感があります。
店内はシンプル。
中央に置かれたアンティークなテーブルが印象的。
カウンター席が6席にテーブル席が12席ありました。
店員さんはどなたも親切丁寧。料理の説明もわかりやすかったです。
予約困難店ですが緊張することなく、リラックスできる空間となっていました。
料理は広東料理がベース。名物の青椒肉絲や黒酢酢豚のほか、和洋を取り入れた創作中華料理がいただけます。
メニューは基本的におまかせコースのみ。
初回訪問の方は自動的に8,500円コースになりますが、2回目以降は予算や「これが食べたい」などの希望をシェフと相談の上、色々とアレンジが可能に。
今回ぼくは初訪問でしたが、いつもお世話になっている方に予約を取ってもらったので、ちょっとスペシャルなコースをいただきました♪
ドリンクは紹興酒やビールなどがラインナップ。
紹興酒は年代によって価格が変わります。
大人数だとボトルがおすすめ。
そして中華料理店では珍しく、ワインの種類がかなり豊富なんです！
お店の方がワイン好きだそうで、店内には巨大なワインセラーが設置。中華料理に合うようなワインを取り揃えられています。
まずは前菜6種からスタート。
鶏皮せんべい・アボカドとタコのマリネ・貝柱の煮込み・筍乗せ大根餅・シマアジの燻製・ピータン・よだれ鶏の6種。
鶏皮せんべいは衣がカリッカリ。
食感と香ばしさがたまりません。
タコは身がしっかりしていてぷりっぷり♪
山椒の風味がアクセントになっていました。
旨味がぎゅっと詰まった貝柱。
噛めば噛むほど味が染み出てきます。
大根餅の表面はカリッカリ、中はもっちりで食感が楽しい。
ソースも良い仕事しています。これ大好き。
一口サイズのしまあじの燻製。
お酒がどんどん進みます。
ピータンの上にはたまごのソースがどっさり。
鶏の旨味もすごいけど、このラー油が旨くてびっくり！
白ごはんがどんどん進みます。
前菜でこのクオリティですごいです。
前菜の次は空芯菜。
想像をはるかに超えた旨さにまたまた驚き。
ニンニクはふわっとほのかに香るぐらい。とにかく旨味がすごいんです！
メインディッシュでも良いと思うほど。
出ました。予約時にお願いしていた「伊勢海老のエビチリ」の登場。
大皿に盛られたビジュアルは圧巻の一言…！ついつい写真を撮りすぎてしまいます。
撮影後は店員さんが一人分を取り分けてくれます。
一人一尾ってなんて贅沢。
一口食べると旨さ炸裂。辛味と酸味が絶妙です！
メインディッシュの青椒肉絲（チンジャオロース）。
こちらも衝撃のビジュアル！ピーマンとお肉が混ぜられておらずそのままで提供。
見るからに美味しそう。
自分たちで混ぜ混ぜしてからいただきます。
使われる牛肉は細切りが一般的ですが、月泉さんでは少し太め。
お肉も旨味が際立っていて美味しい。味付けも最高です！
〆は麻婆豆腐・焼きそば・チャーハン・汁そばの4つの中から1つ選ぶスタイル。
汁そばをカニ玉に変更して、4つ全部いただいちゃいました。柔軟な対応に感謝。
まずは麻婆豆腐。麻辣が効いて美味しい。白ごはん注文必至。
カラスミが惜しげもなくトッピングされた焼きそば。
麺はもっちもち、香ばしいカリカリの部分もあって香りと食感も楽しめます♪
実は今回のコースで一番驚いたのが焼きそば。赤ワインとびっくりするぐらい相性が良いんです！
ワインと焼きそばを交互に堪能。一気に幸せの絶頂を迎えます。
カニ玉も青椒肉絲同様に、盛り付ける前の段階で運ばれます。
カニの身がぎっしり詰まっていて美味しそう。
一人分を取り分けてもごはんが見えないぐらいにカニ身が乗ります。
そこにとろんとろんの玉子をトッピング。
カニの風味がすごい！
あとたくあんかな？シャキシャキの食感もアクセントになって美味しかった！
チャーハンは金華豚かノドグロかを選択可能。
珍しいノドグロを選びました。
ノドグロは一匹丸ごと使用。単品でも美味しいのに、チャーハンに使うなんて贅沢すぎます。
チャーハン自体の仕上がりも完璧。パラパラ具合と味付けが秀逸です！
ノドグロも脂がのりのりで最高に美味しかった♪
最後はデザート（杏仁豆腐か胡麻団子か選べます）でコース終了。
今回はスペシャルなコースだったため、一人約2万円（お酒を除くと1万5,000円）。
価格だけを見ると高く感じる方もいるかも知れませんが、クオリティと考えるとかなりお値打ち。東京とかだったら数万円はくだらないんじゃないでしょうか。
気になる予約方法ですが、毎月1日の13時～電話のみで予約が可能。電話をした月の翌月分の予約が取ることができます。
何十回、何百回電話しても電話に繋がらないことがほとんどなので注意。
13時の受付開始を待って、辛抱強くかけ続けましょう。
※中学生以下の方は来店不可。
※1日が定休日である日曜日の場合は2日月曜日13時から予約開始。
※インスタグラムなどからの予約や問い合わせは不可。
はじめの前菜からメインディッシュまで驚きの連続。
中華料理ってこんなに違いがはっきりと出るんだなとびっくりしました。
そして味はさることながら、お店の方のおもてなしも素晴らしかった！
雰囲気・接客・味・価格すべて完璧。予約困難店である所以がわかりました。