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★★★☆☆3.14 ■予算(昼):¥1,000~¥1,999 上方麦酒 (淡路/ビアバー) - |
昔は「銭湯」というと実家の近所に数多くあり、時々学校終わりに行っていましたが、今では廃業している銭湯もちらほら。
昔の思い出の場所が無くなるのは寂しいなと思っていた中、廃業した銭湯をそのままリノベーションし、新たに「ビール工場」として生まれ変わったお店が2019年に大阪・淡路に誕生しました。
お店は阪急淡路駅から徒歩約10分。
古くからこの土地で営まれていた「御幸温泉」をリノベーションした「上方麦酒(上方ビール)」さんです。
見た目はそのまんま銭湯。一見するとビール工場のようには見えないですよね。
入り口は「殿方」「御婦人」に分かれています。
「殿方」には大きなタンクが軒を連ねており、ビールを醸造する工場として活用。「御婦人」では脱衣所や銭湯のスペースでビールがその場で頂けます。
脱衣所スペースには番台や体重計、ロッカーなどが当時そのまま現存。
中でもマッサージ機は、つぎはぎ感がより一層歴史を感じさせます。
タオルを絞るスペースも懐かしい…!
メニューはここのスペースで注文するスタイル。
フードなどはなくドリンクのみの提供。ただ持ち込みはオッケーとのこと。
訪問時は下記の7種のクラフトビールが揃っていました。
瓶ビール(330ml)は各1本800円。
瓶も良いですがここへ来たならぜひ「牛乳瓶」で飲んでほしいです。
牛乳瓶(180ml)は1本500円。日によって上記の中から2種類が楽しめます。わたしは牛乳瓶に入った「銭湯エール」を注文。
購入したら早速銭湯の中へ。
お湯が入っていないだけで、店内は完全に銭湯そのまんま!普段ならほとんど見ることの無い景色ですよね。
ここに座っていると、幼い頃親に連れられて行った時のことを思い出します。
お湯が抜かれていると意外にも底が深いんだなと新たな発見が。
腰に手を当ててそのままぐいっといくのも良いですが、わたしはそっと手すりのところに置いて撮影。
ところどころ色褪せた銭湯をバックに、クラフトビールが入ったレトロ可愛い牛乳瓶が映えます。
銭湯エールは尖った感じはなく、スタンダードなクラフトビール。かなり飲みやすくゴクゴクいけちゃいます。
この空間のせいもあるかも知れませんが、お風呂上がりにキュッと飲みたくなる味です。
風呂おけもそのまま。
熱湯と冷水を出す蛇口。
この調整が最初難しく面倒に思っていましたが、今では懐かしく思いますね。
奥にはサウナスペースと水風呂が。
当時は一回の利用で150円。すごい価格設定。
もういつまでもこの空間にいたくなるぐらい居心地が良いです。
飲みながら散策をするとあっという間に牛乳瓶が空に。
飲み終えたらこちらのケースに入れておしまい。このケースも懐かしいですよね。
銭湯をリノベしたブルワリーってどんなとこだろうと思っていましたが、いざ行ってみるとそのレトロな雰囲気に感動。
上方ビールも美味しいし大満足でした。
気になって他でも売っているのかなと調べてみると、意外にも色んな飲食店で提供されていました。中にはわたしが時々行くお店にも。上方ビール。これからどんどん増えていったら嬉しく思います!
営業時間は土・日の12時~17時(ラストオーダー16時30分)。
ちょっとアクセス的にはそこまで良くはないかも知れませんが、ぜひ一度は行ってみてほしいお店です。
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